縁側で深呼吸。家族の笑顔が育つ「間貫け」の暮らし

Hさんご家族

エリア:東京都
シリーズ:間貫けのハコ
家族構成:3人

趣味をあきらめなくても叶えられる。憧れの暮らし

都心から電車で30分。多摩丘陵のゆるやかな起伏が残る住宅地に、茶色いウロコ模様のかわいらしい家がたたずんでいます。Hさんファミリーが暮らす「間貫け(まぬけ)のハコ」です。

夫の拓也さんと妻の真理奈さんが出会ったのは、共通の趣味であるスノーボードの練習場。「結婚記念日は『山の日』なんです」という、自然が大好きなご夫婦です。

そんなお二人が「木の家」に住みたいと思いはじめたのは、結婚して間もない頃。マンション育ちの拓也さんには、もともと一戸建てに住みたいという憧れがありました。真理奈さんも、友人たちが家を建てはじめたことをきっかけに、戸建てへの思いがふくらんでいったそうです。

「こだわりたいポイントが多かったので、初めは注文住宅を考えていたんです。でも、理想を詰め込むと予算オーバーになっちゃう」と悩んでいた拓也さん。

味わいのある家具や雑貨が好きなお二人。古道具屋で出会った食器棚が、国産杉の壁にしっくり馴染んでいます

「BESSの家は、SNSで見かけて憧れていました。予算的に難しいのかな、と思いつつ、BESSの展示場、LOGWAYに行ってみることにしたんです」と真理奈さんは振り返ります。

木のぬくもりが感じられるBESSの家の世界観が「建てたい家の理想にマッチしている」と感じたお二人。気になっていた予算についても、ファイナンシャルプランナーに相談しました。

「相談の結果、家を建てても趣味をあきらめないで暮らしていける、スノボやキャンプにも行けるってことがわかったんです。私たちでも手が届くんだなって」(真理奈さん)
「BESSの家は、標準モデルである程度完成されているから、オプションがあまり必要ないんですよね」(拓也さん)

絶対条件だった「縁側」 間貫けのハコとの出会い

「BESSの家を建てたい」と考えるようになり、「G-LOG なつ」や「WONDER DEVICE」など、いくつかのモデルを検討しつつ、同時に土地を探しはじめたHさんご夫婦。

ところが、「今住んでいるエリアからあまり遠くないところで、庭のスペースも確保したい。もしG- LOGを選ぶなら、2階からの眺めも重視したい」という条件を満たす場所がなかなか見つかりません。

「いったん家のことを考えるのをやめよう、とあきらめかけていたとき、間貫けのハコが出たと聞いたんです」(拓也さん)

家を建てるなら「絶対に縁側がほしい」と思っていたお二人。家そのものが丸ごと縁側のような「間貫け」の暮らしは、「私たちの理想にジャストフィット。これしかない!と思いました」と口をそろえます。

「三角屋根や、ウロコみたいな外観も、唯一無二感があって気に入りました」という真理奈さん。
「BESSの家って、『手間がかかる』イメージがありますよね。だけど私、実は手間をかけるのが苦手で。その点、間貫けのハコは、外壁の塗り直しが縁側だけで済むんです。それなのに内装が国産杉で、木の香りを楽しめるのが最高!と思って」

アルマジロをモチーフにした外壁の「うろこスレート」(オプション)

間貫けのハコに心惹かれるのと同時に、希望のエリアで条件が合う土地も見つかりました。

「縁側は1階だから、住宅地でも、庭さえ整えれば自然のある風景を楽しめる。2階からの眺望を気にする必要がないのも、決め手のひとつでした」(拓也さん)

リビングから縁側越しに見える庭は、知人の庭師と一緒に作り上げたそう

引き渡し1週間後に出産。木の香りに包まれた新しい日常

時間をかけて理想の家のイメージを育ててきたHさん。間貫けのハコとの出会いをきっかけに、夢の実現に大きく近づきました。

タイミングのいい出来事はさらに続きます。新居の間取りを決めた矢先、真理奈さんの妊娠がわかったのです。
新居の引き渡しは、なんと第一子の咲登(さくと)くんが生まれる1週間前だったそう。

「とにかく、私と子どもが退院するまでに何とか住める状態にしなきゃって。育休を取得していた夫が準備をがんばってくれました」(真理奈さん)

新居での生活と、赤ちゃんのいる暮らしがほぼ同時にスタートし、家族の毎日は大きく変わりました。

居間と縁側で目線の高さがそろう「床座」の暮らし。咲登くんは、円卓でつかまり立ちの練習中

「まだ子どもが小さいから、頻繁に遠出はできないけど、家で過ごす時間が幸せなんです。好きな家具や雑貨を集めてレイアウトしたり、庭仕事をしたり。室内のどこを見ても木に囲まれているから、全然閉塞感がないですね」と真理奈さん。

「帰宅して、駐車場に車を停めるとき、ウロコの外観が目に入るたびに、『こんな素敵な家に帰ってこられて幸せだなあ』って思うんです。玄関を開けると、ふわっと木の香りがして」と笑顔を見せます。

咲登くんと一緒に居間で寝転び、窓から空を眺める時間が真理奈さんのお気に入り

「間貫けのハコに引っ越してきて、幸福度が上がったよね。仕事から帰ってくると、すごくいい家だなあって」と拓也さんも頷きます。
「この間、子どもがお昼寝している間に、縁側でゆっくりコーヒーを飲んだんです。ちょっとした時間がすごく楽しいですね」

ぬくもりのある焼き物が好きで、年に一度は家族で益子に足を運ぶそう。年に一客ずつ、コーヒーカップを集めるのが拓也さんの楽しみ

表札のプレートも、益子焼の作家さんに依頼したもの

「間貫け」の空間が生み出す、余白の時間

間貫けのハコで暮らしはじめたお二人が「思っていた以上によかった」と感じているのが、吹き抜けに面した2階の空間「うえの間」です。

「建てる前は、ここに子ども部屋を作ろうと思っていたんです。だけど、朝起きて2階の寝室を出たときや、夜眠るために階段を上がってくるとき、この部屋の景色が目に入るのが何だかいいなって」(拓也さん)

「それほど広いわけじゃないけど、すごく開放的な感じがして。家事の合間に一息つくときや、ちょっと一人になりたいとき、ここでまったりする時間がいいんですよね」(真理奈さん)

「間」と「貫け」がある自由な空間

咲登くんが成長し、「うえの間」に友達が遊びにくる日を、真理奈さんは今から楽しみにしているそうです

間貫けのハコに住みはじめてから、家族や友人も気軽に訪ねてくるようになったといいます。
「縁側でバーベキューをしたり、子どものプールを出して遊んだり。家に人が集まるようになりました。みんな『木の香りがする』って喜んでくれるんですよ」(真理奈さん)

初夏、庭に植えたジューンベリーの実がなったときには、近所の小学生たちが「食べてもいい?」と遊びにきたそうです。
「みんなで食べて、ジャムも作れるように、もっとたくさん木を植えなくちゃ」と拓也さんは笑います。

休日に趣味のギターを弾くのも、拓也さんの楽しみ。咲登くんも興味津々です

玄関や洗面台の棚は、真理奈さんが設計し、拓也さんが組み立てたそう。「DIYは初心者なんですが、やってみると意外に何とかなるものですね」(拓也さん)

家庭菜園を整えたり、手仕事のぬくもりが感じられる家具や雑貨を集めたりと、これから間貫けのハコでやってみたいことが尽きないお二人。

「子どもがもう少し大きくなったら、夜、子どもが寝た後に縁側へ出て、二人で晩酌したいですね」(拓也さん)
「おじいちゃんおばあちゃんになっても、2人でこの縁側に座って、ぼーっとしていられたらいいな」(真理奈さん)

気持ちいい風が吹き抜ける縁側で、家族の時間がゆっくり、のんびり積み重なっていきます。

この記事の家

間貫けのハコ

間があって、貫けがある。
間貫けのハコへ、おかえりなさい。

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